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公園の高台に立つ大きな桜の隣には男の子が作った雪ダルマがあった。男の子は雪ダルマを友達のように思って、沢山の話をした。春になると桜の下で沢山の人がお花見をすること。風に揺られて桜吹雪が舞い落ちるのがとても綺麗なこと。
雪ダルマはそれを聞いて、「春が来たら僕は溶けちゃうけど、桜吹雪を見てみたいな」と思っていた。
そんなある日。男の子は薬を持ってきて雪ダルマの頭に振りかけた。
「トケナクナールって薬なんだ。これをかければ春になっても溶けないよ」
雪ダルマは喜んだ。これで桜吹雪が見られる。
いよいよ春になり桜が咲いた。連日連夜、宴会が開かれた。しかし何日経っても、雨が降っても桜は散らなかった。
「早く桜吹雪が見たいなぁ。トケナクナールの効果は、いったいいつまで続くんだろう…」
一方、桜の木はこんなことを考えていた。
「毎日騒がしいなぁ。チラナクナールの効果は、いったいいつまで続くんだろう…」
雪ダルマはそれを聞いて、「春が来たら僕は溶けちゃうけど、桜吹雪を見てみたいな」と思っていた。
そんなある日。男の子は薬を持ってきて雪ダルマの頭に振りかけた。
「トケナクナールって薬なんだ。これをかければ春になっても溶けないよ」
雪ダルマは喜んだ。これで桜吹雪が見られる。
いよいよ春になり桜が咲いた。連日連夜、宴会が開かれた。しかし何日経っても、雨が降っても桜は散らなかった。
「早く桜吹雪が見たいなぁ。トケナクナールの効果は、いったいいつまで続くんだろう…」
一方、桜の木はこんなことを考えていた。
「毎日騒がしいなぁ。チラナクナールの効果は、いったいいつまで続くんだろう…」
ファンタジー
公開:19/03/15 00:00
更新:19/03/14 22:43
更新:19/03/14 22:43
春の雪✕ファンタジー
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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