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強風に煽られて髪が乱れる。

思わず顰めた顔に君が笑ってさっきのことなんかすっかり忘れたみたいに私の前髪に触れる。

結局、結局気分を悪くしているのは私だけで。

その事実がなんだか悲しいなんて思ってしまって。

君の指を払うように俯く。

大きさの違う足が二組、目に入る。

君の方を踏んでしまえたら。
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公開:19/03/12 07:47

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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