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さっきまで目の前にいた友人は今、本の中にいる。彼は物語に没頭すると本の中に入ってしまう。目の前でその光景を見せられては信じざるを得ない。それで、これは創作のネタになると思い、さっき聞いた話をここにメモしているのだ。子供の頃のアルバムを見てたら驚くほど時間が経っていたという経験をした人は本に入る素質があるらしい。DIVEという単語は飛び込む・潜るの他に、没頭するという意味もある。これは物語に没頭することと、本の中に飛び込むことは根源的には同じという証拠で、彼ほどの熟練者になると、物語の世界に入り込み登場人物と仲良くなることも出来るらしい。そこでは新しい世界と生活が待っていて、本を読むだけでは味わえない感動があるのだそうだ。
それを聞いて羨ましいという気持ちよりも強く思う事があった。僕はいつか、彼が没頭するような物語を書きたい。そう思

|_・)チラッ

ったのだ。

( ̄▽ ̄)ノシ

…え?
ファンタジー
公開:19/03/12 22:10
更新:19/03/16 07:58
新生活

のりてるぴか( ちばけん )

月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。

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