山田
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今日は山田高校の入学式だ。僕はドキドキしながら、教室に入った。皆既に着席している。僕は空いていた一番後ろの席に座った。先生が入ってくる。
「あー担任の山田だ。入学案内にも書いてあったと思うが、皆山田にしてきたか」
「はいっ!」
山田にする?何のことだ。
「では出席をとる。呼ばれたものは返事するように。山田愛撫、山田牛、山田海老蔵、山田加藤…」
え?全員山田?僕の番が近づいてくる。
「えー山…わ?和田?おい、山田接種してこなかったのか」
「え?や、山?」
クラス全員が振り向く。
「仕方ないな。ホームルームが終わったら待ってろ」
僕は山田先生に保健室に連れて行かれた。
「腕を出して」
可愛い養護の先生が、僕の腕に注射をした。
「30分ぐらいで山田になるから、少し横になって」
僕はベッドに横になった。自分が段々山田になるのを感じる。
「どうだ、大丈夫か?山田」
「はい!」
今日から僕は山田だ。
「あー担任の山田だ。入学案内にも書いてあったと思うが、皆山田にしてきたか」
「はいっ!」
山田にする?何のことだ。
「では出席をとる。呼ばれたものは返事するように。山田愛撫、山田牛、山田海老蔵、山田加藤…」
え?全員山田?僕の番が近づいてくる。
「えー山…わ?和田?おい、山田接種してこなかったのか」
「え?や、山?」
クラス全員が振り向く。
「仕方ないな。ホームルームが終わったら待ってろ」
僕は山田先生に保健室に連れて行かれた。
「腕を出して」
可愛い養護の先生が、僕の腕に注射をした。
「30分ぐらいで山田になるから、少し横になって」
僕はベッドに横になった。自分が段々山田になるのを感じる。
「どうだ、大丈夫か?山田」
「はい!」
今日から僕は山田だ。
その他
公開:19/03/12 20:05
新生活
人間界で書いたり読んだりしてる骸骨。白むうと黒むうがいます。読書、音楽、舞台、昆虫が好き。松尾スズキと大人計画を愛する。ショートショートマガジン『ベリショーズ 』編集。そるとばたあ@ことば遊びのマネージャー。
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