夕暮れの帳
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学校の帰り道、空を見上げると太陽が困っていた。
夕暮れの帳が何かに引っかかって裂けてしまい、家に帰れないらしい。
私はたまたま裁縫セットを持っていたので塗い直して上げると、お礼に今まで見たことが無い綺麗な赤色を空に張ってくれた。
私は太陽が沈む短い間、太陽とのデートを楽しみながら家路に着いた。
次の日の朝、登校の時間になっても外がまだ暗い。
不思議だなと思いつつ玄関を出ると、今度は月が待ってましたとばかりにほつれた夜の帳を持ってニコニコと立っていた。
どうやら、昨日の太陽と私のやり取りを見ていて羨ましくなったらしい。
夕暮れの帳が何かに引っかかって裂けてしまい、家に帰れないらしい。
私はたまたま裁縫セットを持っていたので塗い直して上げると、お礼に今まで見たことが無い綺麗な赤色を空に張ってくれた。
私は太陽が沈む短い間、太陽とのデートを楽しみながら家路に着いた。
次の日の朝、登校の時間になっても外がまだ暗い。
不思議だなと思いつつ玄関を出ると、今度は月が待ってましたとばかりにほつれた夜の帳を持ってニコニコと立っていた。
どうやら、昨日の太陽と私のやり取りを見ていて羨ましくなったらしい。
ファンタジー
公開:19/03/11 12:00
普段は四コマ漫画を描いたり、イラストを描いて遊んでいます。
ショートショートは中学生の時に筒井康隆先生に出会って衝撃を受けて、星新一先生、藤子F不二雄先生と手を伸ばして読み漁り自分なりに執筆をしていました。
よろしくお願いします❣️
ショートショートの漫画も執筆しています。
漫画ブログ
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