くしゃみ

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「クシュン、なんか今朝からくしゅみが出るなぁ、クシュン」風邪ひいたかなと思うのと同時に僕の癖を思い出した。好きな子の前だと緊張して、クシャミが出る癖。これから幼馴染みのカコちゃんと「図書館に行くの付き合って」って言われ行く。別に好きじゃないし、デートじゃないし、付き合ってって言われたから仕方なく行くだけだし..。「クシュン」

「どうしたの?マスクして」
「くしゅみ止まらないんだ。クシュン」
「大変な時に誘ってごめんね」
「大丈夫、マスクしてるから。クシュン、クシュン」
「なんか段々酷くなってない?」
カコちゃんは僕の額に手を当てた。
「クシュン、クシュン、クシュン」
「熱はないね」
「クシュン、クシュン、クシュン、クシュン」
「ん〜風邪じゃないならジュンくんのあの癖が出てるのなぁ。なーんてね」
あの癖!知ってるの?べべ別にカコちゃんのこと好きじゃないし。僕は高熱のような顔の熱さを感じた。
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公開:19/03/09 10:11
更新:19/03/09 16:15

まりたま

いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。

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