真昼の月

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満月の夜だけの秘密の逢瀬を繰り返し気がつけばもう取り返しのつかないところまで来てしまっていた。

ふと真昼の空を見上げて浮かぶ白い月にため息を吐く。

今夜もまた過ちを重ねてしまうのだろう。

分かっている。

どちらかが終いにしなければならないと。

分かっている。

許される時間はもう残り少ないと。
ファンタジー
公開:19/03/08 08:55

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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