Elves-Eat-Egg-Shaped...SSS-G-Leaps-the-World-SSS...

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第7感少女。耳馴染みのない言葉かもしれません。
私です。
私の能力が発動している間、私の右目は青く輝きます。
世界を動かす力を、私は保有しています。
ですが、私には他人の心を動かすことは出来ません。
また、他人が私の心を動かすこともありません。
私は何も感じません。
おいしそう。食べてみたい。どういった感情なのでしょうか。
全く分かりません。
食べてみれば分かるのでしょうか。この世界を。
第7感少女になら、可能です。
私は丸い世界を圧縮し、ラグビーボールのような形にしました。
端っこから齧り付いてみます。
人々の幸せ、不幸せ、希望、絶望、過去、未来、侵してはいけない尊厳。
私は全てを飲み込んでいきました。
半分まで到達した時、違和感を感じました。世界が消えたのです。
私の目の前には、少年がいました。
「僕は第7感少年。君は?」
「私は第7感少女」
食事は誰かと一緒にすると、楽しいようです。
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公開:19/03/08 04:25

undoodnu( カントー地方 )

構成の凝った作品が好きです。
雑絡みOK!

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