体罰が禁止された未来の話

国会が体罰を禁止にした。これにより子供はつけあがる。
まず叩かれることがなくなった。叩いてしまえば暴力として訴える事が出来る。
怒鳴られることがなくなった。心に傷を負ってしまったと言えば暴力として訴える事が出来る。
体罰禁止を笠に着て子供達は傍若無人となった。
こんなの耐えられない！そこで大人は考えた。体罰が禁止されたのなら夢の中で子供達を叱りつけてやろうと。深層心理下で反省させてやろうと決意した。
大人達は子供の夢に潜る機械を開発し、寝静まった子供達を夢の中で叱りつける夢罰を行った。
目が覚めた子供達は夢を覚えていない。しかし効果はあったようで子供達は次第に大人しくなった。
しかしここでも問題が起こった。大人が夢の中で子供に過剰な暴力を振るうようになったのだ。
夢の出来事だから覚えていまいと悪用する者が出た。
そこで国会は夢罰の取り締まりも始めることにした。夢実の罪で捕まる者が多数出た。