デビュー
15
11
ツムオは進退窮まっていた。
ケツ丸出しのまま。
外を歩いている最中、突然激しい便意に襲われたツムオは、近くのデパートのトイレに慌てて駆け込んだ。
用を足し、ほっとひと息ついたのも束の間。
「あれ」
紙がない。予備の紙も探したが見当たらなかった。
ツムオは、ケツ丸出しで便座に座ったまま頭を抱えた。
こんなことなら、駅前でティッシュもらっておくんだった。配っていたのが男でさえなければ。
――どうする。
そのとき、トイレの入り口のドアが開く音が聞こえた。
しめた、誰か来た! トイレットぺーパーを取ってもらうか、店員を呼んできてもらおう。
「あ……」
「でね、昨日彼氏と別れたのよ。あいつ、浮気してたんだよね」
「うわ、最悪」
ツムオは、はっとして口を塞いだ。
――そんな。
ここは女子トイ、え? それとも混浴的な……わけないよな。
ツムオは進退窮まっていた。
そしてちょっと興奮していた。
ケツ丸出しのまま。
外を歩いている最中、突然激しい便意に襲われたツムオは、近くのデパートのトイレに慌てて駆け込んだ。
用を足し、ほっとひと息ついたのも束の間。
「あれ」
紙がない。予備の紙も探したが見当たらなかった。
ツムオは、ケツ丸出しで便座に座ったまま頭を抱えた。
こんなことなら、駅前でティッシュもらっておくんだった。配っていたのが男でさえなければ。
――どうする。
そのとき、トイレの入り口のドアが開く音が聞こえた。
しめた、誰か来た! トイレットぺーパーを取ってもらうか、店員を呼んできてもらおう。
「あ……」
「でね、昨日彼氏と別れたのよ。あいつ、浮気してたんだよね」
「うわ、最悪」
ツムオは、はっとして口を塞いだ。
――そんな。
ここは女子トイ、え? それとも混浴的な……わけないよな。
ツムオは進退窮まっていた。
そしてちょっと興奮していた。
その他
公開:19/02/28 20:21
ログインするとコメントを投稿できます