亡き

1
4

あなただけは一生かけてもきっと私、許すことはできない。

止め処なく溢れる涙ごと、目の前で茫然とする馬鹿な男にぶつける。

今更もう、誰に何をどう責めても何も変わらないのだと分かってはいるけれど。

分かっているつもりではあるけれど、それでも仕様がないじゃない。

溢れて、零れて、仕様がないの。
その他
公開:19/02/28 07:55

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容