ふたり

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否応無しに君を連れ出して飛び込むは泡沫の夢の中。

いつかは消える儚き世と知ってはいるがそれでも手を伸ばさぬ理由は無い。

君は恐怖に怯え僕の腕にしがみ付く。

離せはしないとばかりの力の強さに離しはしないと微笑んでみせる。

大丈夫さ。

何も心配は要らないさ。

在り来たりな言葉で君と二人前を向く。
ファンタジー
公開:19/02/27 09:23

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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