未完のタイトル

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400字の枠内で文章力の乏しい私が魅力を伝えきれるのか、自信は無いが暫しお付き合い願いたい。

出会いは学生時代の夏休み、入学して3年目ともなると必要な単位はほぼ修得し、余裕のできた長期休暇に喜びつつも持て余す時間を消費するため、読書でもするかと思い立ち、久しぶりに図書館へ行った時の事だ。

太陽の熱気と喧しい蝉の声を浴びながら、ダラダラと流れる汗に外出した事を後悔しつつ、なるべく日陰が多い道をダラダラと自転車を走らせ図書館に着く。自動ドアを抜け薄暗くひんやりした館内に入ると、外の喧騒はページを繰る音に変わる。閲覧席には課題に勤しんでいるのであろう学生が大勢いる。

並ぶ背を順に眺めて行くと、一点で目が留まり、気になって見た顔に一目惚れする。夜明け方の様な静かな明るさに異国情緒あるパーツ。そして中身を知るにつれ、その特異な感性に感動し惹かれ特別な存在となっていく。

その本のタイトルは『夜
青春
公開:19/02/23 21:18
400字制限 伝えきれず申し訳ありません 並ぶ背=開架図書の背表紙 顔=本の顔=表紙

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