糸電話の夢
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カコちゃんが登校するなり僕に話しかけてきた。手には糸電話を持っている。
「どうしたの、それ?」僕は聞いた。
「ジュンくん覚えてない?」
僕らは幼馴染で、どうやら保育園の時に作った物らしい。
「やってみる?」
「い、いいよ」
「じゃ、放課後にね」
強引に決められてしまった。
放課後、僕は紙コップを耳に当てた。「わっ!」カコちゃんの声にビックリ。
「何!いきなり」
「なんかジュンくん嫌そうだから」
「そんなことないよ。ただ...」
「ただ?...恥ずかしいんだ」
「ち、違うよ」
僕はそう言って夕日の光に包まれるカコちゃんを見た。(かわいい...)
「実は紙コップの内側に好きだった子の名前書いてたんだ」(えっ!)
「するとね、一人で遊んでてもお話しているみたいで」ケラケラ嬉しそう。
「誰か知りたい?」
「べ、別に」
「夢が叶って嬉しいよ、ジュンくん」
僕の顔は夕日と共に赤くなった。
「どうしたの、それ?」僕は聞いた。
「ジュンくん覚えてない?」
僕らは幼馴染で、どうやら保育園の時に作った物らしい。
「やってみる?」
「い、いいよ」
「じゃ、放課後にね」
強引に決められてしまった。
放課後、僕は紙コップを耳に当てた。「わっ!」カコちゃんの声にビックリ。
「何!いきなり」
「なんかジュンくん嫌そうだから」
「そんなことないよ。ただ...」
「ただ?...恥ずかしいんだ」
「ち、違うよ」
僕はそう言って夕日の光に包まれるカコちゃんを見た。(かわいい...)
「実は紙コップの内側に好きだった子の名前書いてたんだ」(えっ!)
「するとね、一人で遊んでてもお話しているみたいで」ケラケラ嬉しそう。
「誰か知りたい?」
「べ、別に」
「夢が叶って嬉しいよ、ジュンくん」
僕の顔は夕日と共に赤くなった。
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公開:19/02/23 08:29
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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