【蛍光灯】さくさくスナック小説

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ぱりんっ



音がして蛍光灯が割れた。
散らばる破片。
その破片が、僕に傷を付けた。

血が流れる。

また1つまた1つ、蛍光灯が割れる度、僕は血を流した。

ある日、血が溜まりとうとう僕の口や鼻を塞いだ。
僕は息が出来なくなった。

どうして良いか分からなくなり、僕はその血を飲んでみる事にした。
僕の血は、不味かった。
飲むのが苦しかった。

涙が出た。

血に涙が混ざると、混ざった分だけ飲みやすくなった。


僕はとうとう血を飲みきった。

僕は、自由になった身体を動かして駆け出した。





久しぶりに感じた陽の光は暖かく、風は気持ち良かった。
その他
公開:19/05/16 22:28

くろーばー(ふるーてい)

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