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ほんの少しの距離なのに届かないと感じてしまうのは心の隔たりだからだろうか。

伸びっぱなしの爪はあなたの肌を傷つけてしまいそうで手中に押し込める。

視界の隅で朝顔に付いた朝の露がきらきらと光る。

いつかあなたが流した涙のように光る。

海の色より深いブルーのリボンとネクタイが風に揺らされた。
恋愛
公開:19/05/18 11:12

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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