夢落ち

――これは君の落ちる空だ。
空から飛ぶは、空を落ちる、だから落ちる空は正しいから。空／から？引っ掛かる青の岸辺。空は海の鏡。鏡の上で空を落ちる君の空は海にある。君の生みが空にある？膿にある？うみ――もう一つ漢字がなかったか。
創作は捜索で蒼作かも知れない。また世界から空の殻を飛ぶ。
。。。ぱらぱら。ぽろぽろ。卵の殻を一周向いた赤道線と、極点と極点を貫いた串は浮いている。ぱりぱり。ぴりぴり。上下々々する丸は雨垂れに似ているか？半分殻の付いた卵は齧ると潮の味がする。

世界は戻らない。空が落ちる。飛ぶ。もうすぐ消える。もうは二回、三回使ったからもう別のもうにする？そらまた歪む。飛んだ夢は見ない。夢はトぶ。

この『空』はさっきまで開いていた誰かのページ。
自分のじゃない青が全部綺麗に見える。
多分何文字か足らない。


ここで切れた。
つまり、オチは寝落ちた間に、夢で創った話だ。