大岡裁き [グルメ編]

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あの有名な『子争い』の名裁きで名を馳せた大岡越前守のところには、あれから、子の親権争いで次から次へと子供の母親だと名乗る二人の女が裁判にやってくるようになった。

しかし、もうあの子供の腕を引っ張り合い、勝った方を母親と認める裁きは、子の手を離すのが本当の母親であるという手の内も知れ渡り、使えない。

そんな困ったところに、江戸の魔術師と呼ばれる平賀源内が出島の紅毛人(オランダ人)と共同開発した『飯でござる超』を献上し、裁判の切り札として採用された。

さてこの箱、子が母親二人から何を食べさせられたのかわかる。
店屋物を食べると『B』と箱が光る。ちなみに『B』は紅毛人の二級という意味だ。愛情のある母親は必ず子に手作りの飯を与えるものである。『B』と箱が光る。これは愛情がない証拠である。

これで母親の愛情をしっかり見切って裁いた大岡越前守。

真実は飯から

これにて一件落着!
その他
公開:19/05/09 23:59
更新:19/05/10 00:04
スクー 真実はいつもB級グルメ

さささ ゆゆ( 東京 )

最近生業が忙しく、庭の手入れが疎かな庭師の庭でございます。

「これはいかんっ!!」と突然来ては草刈りをガツガツとし、バンバン種を撒きます。

なので庭は、愉快も怖いも不思議もごちゃごちゃ。

でもね、よく読むと同じ花だってわかりますよ。


Twitter:さささ ゆゆ@sa3_yu2





 

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