信じやすい女。
0
5
「犯人はあなたですね」
一人の女が、もう一人の女を追い詰めている。様々な状況、物的証拠が、彼女が犯人だと言っている。何より……
「この屋敷にはもう、あなたと私しか生き残ってないから」
この屋敷の生き残りは二人だけ。つまり、彼女しか犯人はいないのだ。
「どうします?私を口封じでもします?でも、私は強いですよ」
その時、苦し紛れに犯人の女は言ってみた。
「ち、違う! みんな、事故なのよ。事故で皆死んだのよ……お願い、信じて……」
犯人も、苦し紛れだとはわかっていた。だが。
「……え?違うって、え?じゃあ、みんな事故で?……そっかー。は、はずかしいな。探偵っぽく決めたかったのに。ごめんなさいね」
なんと通じた。犯人としても予想外だ。
まあいいや。とりあえず、この人に犯人役になってもらおう。
そう犯人が考えてるとも知らず、生き残りの女は恥ずかしそうに笑っていた。
一人の女が、もう一人の女を追い詰めている。様々な状況、物的証拠が、彼女が犯人だと言っている。何より……
「この屋敷にはもう、あなたと私しか生き残ってないから」
この屋敷の生き残りは二人だけ。つまり、彼女しか犯人はいないのだ。
「どうします?私を口封じでもします?でも、私は強いですよ」
その時、苦し紛れに犯人の女は言ってみた。
「ち、違う! みんな、事故なのよ。事故で皆死んだのよ……お願い、信じて……」
犯人も、苦し紛れだとはわかっていた。だが。
「……え?違うって、え?じゃあ、みんな事故で?……そっかー。は、はずかしいな。探偵っぽく決めたかったのに。ごめんなさいね」
なんと通じた。犯人としても予想外だ。
まあいいや。とりあえず、この人に犯人役になってもらおう。
そう犯人が考えてるとも知らず、生き残りの女は恥ずかしそうに笑っていた。
ミステリー・推理
公開:19/05/09 18:38
小説家になろうから、twitterまで様々な場所に出没。
短い文章にも挑戦してみます。
よろしくお願いします。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます