ツバメの巣

0
5

俺の名はジョージ。高級食材・アマツバメの巣を売ることで生計を立てている食材冒険家だ。
俺は今日もツバメの巣を求め、命綱もつけずに断崖を登る。
下は海だから落ちても大丈夫だろう?バカ言うな。この高さから落ちれば俺は文字通り海の藻屑となるだろうよ。
だが俺は命知らずの冒険家。今日もスリルを楽しみながら断崖を登っていく。
ん?何か下の方が騒がしいぞ。
気になって下を見てみると30くらいのおば…お姉様が断崖を登ってきているではないか!あいつ正気か!?
俺は女に引き返すよう言う為、断崖を下った。
「おい!ここは女子供が来るような場所じゃない!今すぐ引き返せ!」
「あら、イイ男!でもごめんね。今日はそんな気分じゃないの」
俺の注意も聞かずに女は出来立てのツバメの巣に手を伸ばす。こいつもこれが目的か!
「ボウヤ、お姉さんと遊ばない?」
女は巣の中にいた若い男に声をかけた。
…こいつの狙いは若いツバメか…
公開:19/05/07 18:26

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容