季節

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人の情の移り変わりをまるで季節が巡るようだと形容した君が透き通った瞳で見つめていたものは一体何だったのだろう。

起こり続ける出来事に真っ向から抗った君の血で滲んだ唇が囁いた言葉は果たしてどんなものだったのだろう。

今となってはもう知ることはできないけれど。

風が紅葉した木々を揺らした。
恋愛
公開:19/05/07 08:38

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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