「エリザの独白と黙考」20の職業 ③巫女

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エリザは必死だった。
エリザは巫女に全てを捧げるためだけに教育を施された。
巫女として働ける期間は短い。

エリザは巫女以外何もできない。
そう思っている。
いかに効率良く稼ぐか。
興味はそこにしか無かった。

エリザは自らの提案によって、おみくじ販売の実績に応じてインセンティブを得られるようになった。
エリザはおみくじで抱き売りを行った。
握手券付きおみくじ。添い寝ボイス付きおみくじ。エリザの罵倒おみくじ。

「お兄ちゃん、また来てね」
「一緒に寝よ!」
「凶なんて、人間のクズね」

トラブルに繋がることが多く、エリザは神社を辞めさせられることが多かった。
勤務する神社に拘りは無い。
稼げればどこでもよかった。
エリザにとって、神がいようがいまいが関係無かった。
教育は良かったのか悪かったのか。

エリザは神社を去る時はいつも巫女服を返却せず、ネットオークションで販売して利益を得ていた。
その他
公開:19/05/07 01:00
エリザの独白と黙考 その電脳がハックしたい

undoodnu( カントー地方 )

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