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その一言にどれだけの想いを詰め込んでいたのだろうか。

今になって君の笑顔の裏に隠された真実に気づいた僕は愕然とする。

そんな僕の姿を知れば君はきっと困ったように弱々しく微笑むのだろう。

縁側に放るように伸ばしていた手の甲に紅く色付いた葉が落ちる。

その優しい感触が君の温もりのようだった。
恋愛
公開:19/05/08 08:45

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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