接触不良

「先生！息子の容体はどうです？」
『お母さん…落ち着いて聞いてください。息子さんはどこかで不良と触れ合っていたようです。接触不良障害に陥っています』
「そんな！今までいい子だったのに突然私をババア呼ばわりし始めたのはやっぱり接触不良障害だったのね！？」
『落ち着いてください。まだ、ただの反抗期かもしれません。念のために薬を出しておきますので、もう少し様子を見てあげてください』
「薬？薬なんてあるんですか？」
『はい。先ほども更生物質を投与しましたので今は少し落ち着いているはずです。お母さんの涙を見て、悪いことしたな…って思っているみたいですよ』
「良かった…」
『でも油断しないでください。万が一、インフリョエンザだった場合、息子さんを隔離しないと町中が不良だらけになってしまいます』
「ああ！なんて恐ろしいの！分かりました。また何か変化があったらすぐに来ます。先生、夜露死苦お願いします！」