ソルティーワンダーランドセブン

7時。開園のメロディに合わせて、僕、マネ、サルは店内へ滑り込んだ。
ソルティーワンダーランドセブンは夢の遊園地で、いつでもフリーパスで入れる最高の施設だ。
入店してすぐにミルク雪もこモコと期待は膨らみ、胸はモチモチと弾んだ。
あんかけ焼きそば池の側をとろとろとトロッコで走り、僕は店内の二分の一の野菜を撮った。レジ奥のメリーゴーレンジでは、いつも通りウマいが回転している。
店内のワゴンでは鉄板商品のパンとブリトーがホットだ。
乗り場で店員に渡されたコーヒー紙カップに乗り込んでぐるぐるとコーヒーを楽しんでいると、隣のカップにグラタンとピラ夫人が乗り込んだ。ぴったりと密着した二人は熱々だ。僕もすっかり当てられてカゴに入れた。
会計後、僕は観覧者で店内をぐるりと見回してから、自動ドアのゲートをくぐった。
11時、閉園。
パンパンに膨らんだ袋と気持ち、ナナコを抱えた僕らは、早速次の旅の地図を広げた。