揺れる
0
2
何を躊躇う必要があるの?
問うたわたしにあなたはアーモンド色の瞳を揺らす。
中途半端に握られた手は緩くわたしを締めつけて、弱々しく此処から居なくならないでほしいと告げるようだ。
それが望みならば、そう言えばいいだけのことなのに。
微動するあなたの下唇に噛みつく。
あなたはまた、泣きたげだ。
問うたわたしにあなたはアーモンド色の瞳を揺らす。
中途半端に握られた手は緩くわたしを締めつけて、弱々しく此処から居なくならないでほしいと告げるようだ。
それが望みならば、そう言えばいいだけのことなのに。
微動するあなたの下唇に噛みつく。
あなたはまた、泣きたげだ。
恋愛
公開:19/05/03 07:22
きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます