少女

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チクチクと胸を刺すような微かな痛みに目を瞑って足を走らす。

今足を止めては駄目だ。

此処で立ち止まっては駄目だ。

先のことなどひとつも分からないけれどそれでもそれだけは分かる。

雲の切れ間からあたたかな光が射す。

間違いだらけのわたしの意識すら円かに照らす。

さあ、もうひと踏ん張りしようか。
青春
公開:19/04/29 06:23

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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