監獄島_(12)

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父の話では、一般に知られている政府機関とは別に“名称すら公にできない”機密機関があり
さまざまな裏の仕事を行っていが、ここ輝海諸島もとある理由で公にできないため
前任者が管理を行っていたらしい。

「その前任者が悪辣な奴でな、目障りな者の家族をひそかに罪をかぶせて島流しにしていたのだ」
「そして、さりげなく『自分に従えば家族を助ける手助けをしてやる』と持ち掛ける」
「あとは、使うだけ使って用済みになったら、ポイだ。彼の気まぐれで家族が再開するケースもごくまれにあったがな」

(あまりにも酷すぎる……)私を含め、皆あまりの事に言葉もない

「許せねえ!! ぶん殴ってやらんときがすまん!!」ヤスが大声で叫びだした。

(絶対殴り殺しそうだな、この人)
「それは無理だ。彼はもう自殺している」
「私が彼の汚職その他の罪を上に告発した結果、地位と財産を全て失う事になった。まあ自業自得だが」
ミステリー・推理
公開:19/04/28 22:10
更新:19/04/28 22:10

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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