すべては乳のもとへ

ヒンヌー教とキョニュー教の争いはますます激しくなり
ついにはお互いをパイ斥するようになった。

パイ斥されたものは強制的に乳を矯正され、改宗させられるという
恥辱、いや乳恥辱を味わう事になる。
改宗を拒み、死刑にされるものも増え
もはや話し合いで解決は不可能だった。
さらにマナイータ教も勢力を伸ばし、三つ巴の争いに発展する。
お互い仲良くようにも、パイを分け合うのは不可能だった。
勝てはパイを得、負ければパイを全て失う。まさに存亡の戦いに発展した。

「乳よ！！　我らを憐れみたまえ……」
各教徒たちは、武装して異教徒の教会を襲撃し、性書を燃やした。
本やネットも監視し、自らの宗派にそぐわないものは二次元であっても容赦なくパイ斥か削除を迫られた。

こうしてお互いをつぶし合った結果。
パイそのものがなくなり、世界は滅びた……。

こうして、彼らは今、乳のもとで再生の時を待ちわびている。