僕だけの君

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誰かの君なら要らない。

みんなの君ならもっと要らない。

僕がつらくなるほど欲するのは僕だけの君。

他の何も要らないと無邪気に微笑んでこの腕の中に収まってくれる君だけ。

僕の手を引き駈ける君の足取りは軽やか。

振り向き僕を呼ぶ声は甘やか。

勘違いしてしまいそうなくらい、君は僕だけを瞳に入れる。
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公開:19/04/27 06:49

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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