監獄島_(11)

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「見苦しい所をお見せして申し訳ない」
「いや……。気持ちはわかる」

父は私に気づくと人目もはばからず私に駆け寄って
抱き寄せ号泣した。
私も一緒に号泣し周りは騒然としたが、親子の再会なら無理もなかろうと空気を読んでくれたのか私たちが離れるまでじっと待っていてくれた。

「それで、わざわざ会いに来たという事はそれなりの用があるんじゃないのか?」
村人代表のヤスが言うと、父は重々しくうなずいて話し始めた。

「ここ、輝海諸島を担当することになった『輝海諸島地区長』の相田 大儀だ」

私は驚きを隠せなかった。


「まずは、前任者の悪行三昧が原因で君たちに多大な迷惑をおかけしたことを謝罪させていただきたい」

「謝罪!?」

「私の娘含め、君たちは前任者の陰謀でここに連れられてきたのだよ……」
「詳しくはいえないが、私と君たちの家族は政府のとある機密機関に関わりがあるのだ」
ミステリー・推理
公開:19/04/27 22:51

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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