その心臓がバックしたい
14
15
教室に入った瞬間、隣の席の島田さんにかけようと思っていた「おはよう」は喉の奥に引っ込んで行ってしまった。普段はふたつ結びの島田さんが、今日はポニーテールだった。
「おっ…」
「おはよう。どうしたの?」
「か…髪…」
島田さんは固まる僕を見てプッと吹き出した。
「やだー!髪型ちょっと変えたくらいでそんなにびっくりしないでよねー!」
ケラケラと笑いながら島田さんは僕の肩を叩いた。
ジリリリ…
目覚まし時計が鳴った。
僕は腕を伸ばして時計を止めた。心臓がバクバクしている。夢か。
教室に着くと、島田さんの髪はいつもと変わらないふたつ結びだった。
「島田さん、おはよう」
「おはよう」
島田さんの髪留めのクマと目が合い、夢に出てきたポニーテールの島田さんを思い出してしまった。
「どうしたの?」
「いや、なんでもない」
そうは言ったものの、僕の心臓はまたバクバクと動きを早めるのだった。
「おっ…」
「おはよう。どうしたの?」
「か…髪…」
島田さんは固まる僕を見てプッと吹き出した。
「やだー!髪型ちょっと変えたくらいでそんなにびっくりしないでよねー!」
ケラケラと笑いながら島田さんは僕の肩を叩いた。
ジリリリ…
目覚まし時計が鳴った。
僕は腕を伸ばして時計を止めた。心臓がバクバクしている。夢か。
教室に着くと、島田さんの髪はいつもと変わらないふたつ結びだった。
「島田さん、おはよう」
「おはよう」
島田さんの髪留めのクマと目が合い、夢に出てきたポニーテールの島田さんを思い出してしまった。
「どうしたの?」
「いや、なんでもない」
そうは言ったものの、僕の心臓はまたバクバクと動きを早めるのだった。
青春
公開:19/04/27 22:28
undoodnu祭り
その電脳がハックしたい
北海道出身です。
ログインするとコメントを投稿できます