ポタージュ星の内では、(Crouton:★★★★★)

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北緯90℃
ポタージュ星は、
北半球は全て快晴の空だ…
海面は黄色い。大陸はない。
しかしクルトンがある!それはこの星では一兆の宝石である。
彼等はそのクルトンを目指して泳いでいた。
―赤道を泳いでいる隊員達―
「この海にはまだクルトンが眠っているのか?」「それはまだわかりません。」
俺達はどうしても手に入れたかった。「クルトンさえ手に入れば…俺達は大金持ちだ。」
「隊長!あれ、」「なんだあれは…」
直前で海面にプカプカ浮かんでいたクルトンが、今、天頂から伸びてくるピンク色の舌によって空の彼方へ運ばれていった。
「くぅー!」
「隊長、まだ諦めないでください。この海の底には、クルトンが眠っているかもしれません。
先を急ぎましょう。」「そうだな…」俺達は、まだ見ぬ海の底の方へ潜っていった…
一方その頃
ポタージュ星の底には、黄色いコーンスープの素となる泥が積もっていた。
南緯90℃

つづく
公開:19/04/25 12:00

こはく(はっぱむし)( 岡山生まれ大阪育ち )


最近映画見に行ったり
本読んだりを楽しんでます。

特に世界観凝った作品、面白いなと思います。(´ω`)

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