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                                 岩しかない絶海の孤島に群れをつくって、がんばって生きている、かわいい「モフ」。
「Save the Mofu モフはみなさんの『優しさ』を食べて生きています」というポスターでお馴染みのモフツアーは大人気だ。私は三年も待った。
だがもうすぐ、ようやくモフと触れ合えるのだ。桟橋でモフ達がキュフキュフと声をあげ、後ろ足で立って万歳をしているよう。もう、胸が張り裂けそうなくらい、かわいいったらない。
船長さんが、「帰りのことは考えず、存分にモフモフされてください」と接岸する。
さあ、上陸だ。
瞬く間にモフが群がり、体中をひっかいたり噛んだりしてくれた。なんて、人懐こいモフ。桟橋にキャーキャーという声が溢れる。
船長は船を島から少し離し、満足したモフが桟橋からいなくなるのを待っている。
    「Save the Mofu モフはみなさんの『優しさ』を食べて生きています」というポスターでお馴染みのモフツアーは大人気だ。私は三年も待った。
だがもうすぐ、ようやくモフと触れ合えるのだ。桟橋でモフ達がキュフキュフと声をあげ、後ろ足で立って万歳をしているよう。もう、胸が張り裂けそうなくらい、かわいいったらない。
船長さんが、「帰りのことは考えず、存分にモフモフされてください」と接岸する。
さあ、上陸だ。
瞬く間にモフが群がり、体中をひっかいたり噛んだりしてくれた。なんて、人懐こいモフ。桟橋にキャーキャーという声が溢れる。
船長は船を島から少し離し、満足したモフが桟橋からいなくなるのを待っている。
        ホラー
      
      公開:19/04/24 21:59      
    
                  54文字にできなかった 
              
    星新一さんのようにかっちりと書く素養に乏しく、
川端康成さんの「掌の小説」のように書ければと思うので、
ショートショートとはズレているのかもしれないです。
オチ、どんでん返し、胸のすく結末。はありません。
400文字、おつきあいいただければ幸いです。
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