本当は

想像通りの展開だなんて現実はそんなに簡単に出来てはいなくて。

あらぬ方向に進むリアルに立ち尽くす私の明け透けなくらいの気持ちにさえ鈍感な君は気づいてくれない。

それをどうとか言うつもりはないけど少し残念ではあるかな。

不意に君が手を差し出す。

赤らんだ顔でちょっと狡いくらいにはにかんだ。