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彼女はフライパンの中身をひょいとひっくり返し、皿に盛る。湯気を立てたふかふかのホットケーキが目の前に差し出された。
「出来立てを召し上がれ!」
僕は早速きつね色のホットケーキの上に切ったバターを乗せる。ホットケーキの熱でバターはみるみるうちに小さくなっていく。そこへ蜂蜜をだらだらとかける。
「いただきまーす!」
がきっ。
ナイフを入れると「ふかっ」ではなく「がきっ」という感触。
「これものすごくかたいんだけど」
「どれどれ」
彼女はホットケーキを強引に切り分けて切り口を見た。そして笑いながら自分の頭をこつんと叩いた。
「ごめーん。間違えてはかりいれちゃった」
ぺろりと舌を出す彼女。
なんとこのホットケーキの中には、はかりがまるまる入っているというのだ。
うーん、これはまさにホット計器。
「出来立てを召し上がれ!」
僕は早速きつね色のホットケーキの上に切ったバターを乗せる。ホットケーキの熱でバターはみるみるうちに小さくなっていく。そこへ蜂蜜をだらだらとかける。
「いただきまーす!」
がきっ。
ナイフを入れると「ふかっ」ではなく「がきっ」という感触。
「これものすごくかたいんだけど」
「どれどれ」
彼女はホットケーキを強引に切り分けて切り口を見た。そして笑いながら自分の頭をこつんと叩いた。
「ごめーん。間違えてはかりいれちゃった」
ぺろりと舌を出す彼女。
なんとこのホットケーキの中には、はかりがまるまる入っているというのだ。
うーん、これはまさにホット計器。
その他
公開:19/04/23 15:35
読んでいただきありがとうございます。
話のおもしろさ云々はひとまず置いといて、とりあえず一本完結させることを重視して書いてます。
朗読ラジオ「月の音色リスナー」です(^o^)/
低浮上中なのでコメント返し遅れるかもですが必ずお返しします。
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