来世では、と

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徐々に遠ざかっていた逢瀬の場所に今晩もあなたは居るのでしょう。

格子の窓から見える丸い月を眺め横たわるわたしは静かに呼吸を繰り返す。

確かにあの月を隣り合って見上げた日があったはずなのに今ではもう夢か幻のようにも思えてしまう。

あなたの名前を声にせずにつぶやく。

言えない想いもささやく。
恋愛
公開:19/04/21 08:12

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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