監獄島_(7)

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ヤスが率いる熊狩り班が戻ってきた。
レンジャーの知識があるヤスは足跡などを頼りに熊を追い詰めたが
あと一歩というところで逃げられたらしい。
「川を渡られたら追跡できん。食料も尽きたから戻ってきた」

問題なのが、手負いの獣はリミッターが外れた状態のため
文字通りの「死闘」になることらしい。

朗報もあった。今まで我関せずだった政府が今回は手を貸してくれるらしい。
猟銃を持った専門のハンターを派遣してくれるとのこと。
「急に手のひら返した対応だねえ、何かがあるんじゃないか?」とエミ
「よくわからんが、大規模な人員調整が行われたらしい。まあこの際悪魔の助けでも欲しいぜ」
なので方針を替え、ハンターが熊を狩るまで村を重点的に守ることになった。
「いいか! 熊が刈られるまで油断するなよ! 手元に武器を置いておけ!」
気が緩む私たちをヤスが一喝する。
ヤスの言葉どおり、この日の夜に熊が村を襲撃した。
ミステリー・推理
公開:19/04/20 17:16

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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