焼肉
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先輩が会員制焼肉屋に僕を連れてきてくれた。
ここのメニュー、なんと『弱肉定食』と『焼肉強食』の二つしかない。
「お前はとりあえず弱肉定食でも食ってろ」
そう言って先輩は席を立った。どこに行ったんだろう?
僕は先に弱肉定食を食べることにした。何だこれ!凄く美味しい!
口の中で蕩ける肉が!溢れる肉汁が!僕を満たしてくれる。
肉が僕に屈服し、僕の血肉になるのが分かる!ああ、なんていい気分なんだ!
「楽しんでいるようだな」
先輩が帰ってきた。その姿を見て僕は驚いた。
先輩は血塗れで手に焼肉定食を持っていた。所々火傷の痕も見える。何やっていたんですか!?
「ああ、ちょっと焼肉強食に勝負挑んできた。炎を纏った肉との食うか食われるかの真剣勝負だ」
先輩の持つ焼肉はついさっきまで生きていたことが分かる。生命の脈動がこっちにも伝わってくる。何より、凄く美味しそうだ!
「お前も挑戦するか?」
僕は頷いていた。
ここのメニュー、なんと『弱肉定食』と『焼肉強食』の二つしかない。
「お前はとりあえず弱肉定食でも食ってろ」
そう言って先輩は席を立った。どこに行ったんだろう?
僕は先に弱肉定食を食べることにした。何だこれ!凄く美味しい!
口の中で蕩ける肉が!溢れる肉汁が!僕を満たしてくれる。
肉が僕に屈服し、僕の血肉になるのが分かる!ああ、なんていい気分なんだ!
「楽しんでいるようだな」
先輩が帰ってきた。その姿を見て僕は驚いた。
先輩は血塗れで手に焼肉定食を持っていた。所々火傷の痕も見える。何やっていたんですか!?
「ああ、ちょっと焼肉強食に勝負挑んできた。炎を纏った肉との食うか食われるかの真剣勝負だ」
先輩の持つ焼肉はついさっきまで生きていたことが分かる。生命の脈動がこっちにも伝わってくる。何より、凄く美味しそうだ!
「お前も挑戦するか?」
僕は頷いていた。
公開:19/04/17 18:38
元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。
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