通学路にいる静かな見守り人
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華ちゃんは今年から小学校に入学する女の子。今日は初めて1人で通学。「いってきまーす!」元気に飛び出していく。暫くすると電柱があるのでそれを右に。しかし緊張からか分からなくなる。「どうしよう。」すると、どこかからか声が。「華ちゃんそこは右だよ。」「え?」見回しても誰もいない。しかし華ちゃんは言われた通り右へ。次の交差点で狼狽えていると、また声が。「そこは左に行って暫く坂を登るの。」
その日は助言のおかげで登校できた。
次の日。「いってきまーす!次は右だったな!…次は…」
「次は交差点を左だよ!華ちゃん!」ふと信号機を見上げるとそこにはカメレオンの姿が。
「実は華ちゃんが困らないように初日は電柱、花壇になりすましていたんだ。んで、今日は信号機。」
びっくりした華ちゃんは逃げるように学校へ走っていく。
次の日。迷うことなく登校。『もう大丈夫だな。』
その日からカメレオンが姿を表すことは無かった。
その日は助言のおかげで登校できた。
次の日。「いってきまーす!次は右だったな!…次は…」
「次は交差点を左だよ!華ちゃん!」ふと信号機を見上げるとそこにはカメレオンの姿が。
「実は華ちゃんが困らないように初日は電柱、花壇になりすましていたんだ。んで、今日は信号機。」
びっくりした華ちゃんは逃げるように学校へ走っていく。
次の日。迷うことなく登校。『もう大丈夫だな。』
その日からカメレオンが姿を表すことは無かった。
ファンタジー
公開:19/04/17 15:11
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