まうんこ

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ドカーン!
火山が爆発。
逃げ惑う人々。
「時子、禎子、時夫、逃げるぞ!」
時蔵が声を掛ける。
「逃げるわ!」「逃げます!」
「逃げない!」
時夫が反対する。
「なぜ逃げないのだ。」
「あれは火山岩ではない。山のうんこ、まうんこ。うんこはトイレに流さなければいけない。」
「何言ってるんだ時夫!死ぬぞ!」
「まうんこ!!まうんこ!!」
そうこうしている間に時夫は頭におまるを被り、外に飛び出してしまった。
「まうんこ!まうんこを取るんだ!!行ってきまーす!まうんこー!」
ダダダーッ!!
まるで川に放たれた魚のような速さであった。
「時夫はもう駄目だ。三人で逃げるぞ!」
「うぅ、うぅ。」
「時夫ぉぉ、、、。」
三人は泣きながら避難した。
それから三人はうんこをするたび、時夫を思い出し涙を流すのであった。
「私のうんこはまうんこではない。時蔵のうんこだから、ときぞうんこなのだ。」(懺悔)
ファンタジー
公開:19/04/17 14:18

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