科学者の不満

あるクールな科学者が、タイムマシンを発明した。
そして、科学者は未来に行って、帰ってきた。

とても浮かない顔をしている。
どうやらその内容は発表したくないようだ。

科学者は、「ニコニコと挨拶をしよう運動」をはじめた。

皆は、それを不思議そうに思ったが、
何かの秘密があると感じ、挨拶運動をし出した。

手を広げて、めいいっぱいの笑顔で、
口を開けて、大声での挨拶。


科学者は、友人たちに言った。

「おれ、可愛くなった？こわくない？」

「大丈夫。以前のいかつい感じがなくなってきたよ」

「よかった。未来人に対して、顔向けができそうだ。
　未来に行ったら、昔は野蛮だったって言われてねえ」

　
それから一億年。


『ようこそ、大迫力の、恐竜展へ』


子ども「うわー、凄い迫力だ」


4月17日は、恐竜の日。

竜たちは、恐いと言われて、心外だろうなあ。