トウモロコシ
0
5
私は、夏休みの間、北海道にあるおばあちゃんの家に来ていた。
「このトウモロコシ甘くて、おいしいね」
私は、おばあちゃんの作ったトウモロコシを食べて、感想を述べた。
「まあ、私が丹精をこめて作ったトウモロコシだからね」
おばあちゃんは、額から汗にまみれた手ぬぐいを外し、床に腰を下ろした。
私は、ニコニコしながら、トウモロコシにかぶりついた。
「ところで、美咲ちゃん、学校はどう?」
「学校?んー、いまいちかな。私、あんまり、頭よくないし」
「友達は?」
「いるよ。いるけど、なんだろうな。本音を言い合える仲ってわけじゃない」
「そう、美咲は何でも一人で抱え込むタイプだからね」
「わかるの」
「わかるも何も。おばあちゃんは美咲のこと何でも知っているよ。ほら、もう一本、トウモロコシ食べな」
おばあちゃんは、私に負けないくらいの笑顔で、もう一本、トウモロコシを差し出した。
「このトウモロコシ甘くて、おいしいね」
私は、おばあちゃんの作ったトウモロコシを食べて、感想を述べた。
「まあ、私が丹精をこめて作ったトウモロコシだからね」
おばあちゃんは、額から汗にまみれた手ぬぐいを外し、床に腰を下ろした。
私は、ニコニコしながら、トウモロコシにかぶりついた。
「ところで、美咲ちゃん、学校はどう?」
「学校?んー、いまいちかな。私、あんまり、頭よくないし」
「友達は?」
「いるよ。いるけど、なんだろうな。本音を言い合える仲ってわけじゃない」
「そう、美咲は何でも一人で抱え込むタイプだからね」
「わかるの」
「わかるも何も。おばあちゃんは美咲のこと何でも知っているよ。ほら、もう一本、トウモロコシ食べな」
おばあちゃんは、私に負けないくらいの笑顔で、もう一本、トウモロコシを差し出した。
その他
公開:19/04/14 23:56
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます