結末

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何かが、誰かが犠牲となった上で育まれる幸せなど、

そんなもの本当の幸せではないと泣きじゃくった君がその道化師となってどうするんだと、

幼子のように泣きながら僕は君の亡骸を抱く。

みんなで幸せになりたいと、君はそう言ったじゃないか。

冗談みたいに悲しい恨み言を笑い飛ばしてくれる君は、ねえ。
ファンタジー
公開:19/04/16 07:49

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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