未だ夢を見ている
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剥がれ落ちていく記憶という名の君が最期に僕に囁いて、僕の心をそのまま奪い去ってしまってから、もうどれだけの時が経ったかな。
最後に掴めなかった日に焼けていない白い腕が僕の心臓を愛おしげに抱いてから、もうどれだけの涙を流したかな。
愚かにも僕は未だ、ただいまと微笑う君を夢見ているんだ。
最後に掴めなかった日に焼けていない白い腕が僕の心臓を愛おしげに抱いてから、もうどれだけの涙を流したかな。
愚かにも僕は未だ、ただいまと微笑う君を夢見ているんだ。
ファンタジー
公開:19/04/16 07:48
きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。
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