こいあい

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許せないなら神を憎めと、君は至って穏やかにそう笑って僕にキスをした。

じわりと漂う潮の香りが僕とそれから君が生み出したものなのだと、

そう気づくこともいつもよりずっと遅れてしまうくらい、

僕らはキスを重ねて、

互いの熱を五十年後も百年後も忘れないようにと泣きながら恋をして愛を想っていた。
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公開:19/04/13 09:15

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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