悪魔の魔導書
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「我を喚んだのは、貴様か」
可憐な少女の前に悪魔がいた。
「は、はい」
死を決意した者だけが召喚する事のできる、悪魔の魔導書。この少女が、その魔導書を開いたのだ。魂を捧げる為に。
「では、魂を貰おう」
「ま、待って!」
少女は腰が抜けたように、その場に座り込んだ。ほんのり頬を火照らせている。
「なんで全裸なのよ! 目のやり場に困るぅ! しかもムキムキでイケメンだし! こんなの反則だわ!」
そう、悪魔は生まれたままの姿で肉体美をさらけ出していた。
(こいつ、生きる気力がみるみる回復しておる……)
悪魔は困惑していた。生きる気力が残されている者から魂は奪えない。近年、改正された悪魔法で取り決められている。しかし魂を奪わねば悪魔界へ帰れない。帰るためには……。
「魂を捧げる気はなさそうだな。仕方ない、お前の願いを一つ叶えてやろう」
「私と付き合って!」
「良いだろう。願いは叶……えーーーっ?!」
可憐な少女の前に悪魔がいた。
「は、はい」
死を決意した者だけが召喚する事のできる、悪魔の魔導書。この少女が、その魔導書を開いたのだ。魂を捧げる為に。
「では、魂を貰おう」
「ま、待って!」
少女は腰が抜けたように、その場に座り込んだ。ほんのり頬を火照らせている。
「なんで全裸なのよ! 目のやり場に困るぅ! しかもムキムキでイケメンだし! こんなの反則だわ!」
そう、悪魔は生まれたままの姿で肉体美をさらけ出していた。
(こいつ、生きる気力がみるみる回復しておる……)
悪魔は困惑していた。生きる気力が残されている者から魂は奪えない。近年、改正された悪魔法で取り決められている。しかし魂を奪わねば悪魔界へ帰れない。帰るためには……。
「魂を捧げる気はなさそうだな。仕方ない、お前の願いを一つ叶えてやろう」
「私と付き合って!」
「良いだろう。願いは叶……えーーーっ?!」
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公開:19/04/12 23:45
まったり。
2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)
壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)
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