記憶の欠片

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零れ落ちてしまえば、あとはもうとめどなく溢れてしまうだけで。

朦朧とする意識の中で見たあなたの表情が酷く歪んで険しくなって、

わたしの止まらない言葉を手のひらで押さえて、

だめだよ、それだけはだめだって泣きだしそうに言ったことだけはわたし、

やっぱり今でもまだ忘れることが出来ずにいるの。
ファンタジー
公開:19/04/14 07:08

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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