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きらり、と。
それはまるで、落ちてきた星のように君の釦が輝いた。
風に揺れて、若草の匂いがふわりとかおる。
あぁ、もう春なのだと、木洩れ日に目を細めた。
あの花は咲いただろうか。
あの鳥は無事に飛び立っただろうか。
あぁ君は、
ピンと張る、丸襟のブラウスに光る、一等星の釦。
潔い乙女の黒髪から覗く、白百合のような美しいうなじ。
レースをあしらった野原色のスカートが歩く度に、揺れて揺れて。
チョコレート・ブラウンの靴は軽快に駆けるのだ。
君が笑う。
春を運んで、きらきらと。眩しいくらいの色を放った。
「ブトンドール」
それはまるで、落ちてきた星のように君の釦が輝いた。
風に揺れて、若草の匂いがふわりとかおる。
あぁ、もう春なのだと、木洩れ日に目を細めた。
あの花は咲いただろうか。
あの鳥は無事に飛び立っただろうか。
あぁ君は、
ピンと張る、丸襟のブラウスに光る、一等星の釦。
潔い乙女の黒髪から覗く、白百合のような美しいうなじ。
レースをあしらった野原色のスカートが歩く度に、揺れて揺れて。
チョコレート・ブラウンの靴は軽快に駆けるのだ。
君が笑う。
春を運んで、きらきらと。眩しいくらいの色を放った。
「ブトンドール」
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公開:19/04/14 02:31
「色」を中心に、小さなお話書いてます。
テーマはいつもどこかに「恋」をすこし。
(Twitter:@na_bana7)
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