夜のお茶会
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夜風が三度、窓を叩く。
私が窓を開けると彼女は優雅に部屋に入ってきた。
「こんばんは。今夜も月が綺麗ね」
彼女は席に着くと私が用意した紅茶を飲み、お菓子を口にする。その姿はとても美しくでまるで絵画の様だ。
私は彼女に見惚れていた。
「どうしたの?貴方もいらっしゃい」
彼女に促され、席に着くと私も紅茶を口にする。ああ、私と彼女では何故こうも違うのか。
私は人間。それも病弱でいつ死んでもおかしくない脆弱な存在。
彼女は吸血鬼。長い時を生きる夜の王族。
そんな彼女に私は気に入られた。美味しい紅茶とお茶菓子を出すことで彼女の従者となった。
「ご馳走様」
席を立ち窓に向かう彼女を私は呼び止めた。
「明日も来てくれますか?」
「病弱な友人のお見舞いは私の日課よ」
茶目っ気たっぷりにウインクする彼女に私は顔を赤くさせた。
私は彼女が飛び立った夜空を見上げる。
貴女が好き。
夜風よ。この想いどうか届けて。
私が窓を開けると彼女は優雅に部屋に入ってきた。
「こんばんは。今夜も月が綺麗ね」
彼女は席に着くと私が用意した紅茶を飲み、お菓子を口にする。その姿はとても美しくでまるで絵画の様だ。
私は彼女に見惚れていた。
「どうしたの?貴方もいらっしゃい」
彼女に促され、席に着くと私も紅茶を口にする。ああ、私と彼女では何故こうも違うのか。
私は人間。それも病弱でいつ死んでもおかしくない脆弱な存在。
彼女は吸血鬼。長い時を生きる夜の王族。
そんな彼女に私は気に入られた。美味しい紅茶とお茶菓子を出すことで彼女の従者となった。
「ご馳走様」
席を立ち窓に向かう彼女を私は呼び止めた。
「明日も来てくれますか?」
「病弱な友人のお見舞いは私の日課よ」
茶目っ気たっぷりにウインクする彼女に私は顔を赤くさせた。
私は彼女が飛び立った夜空を見上げる。
貴女が好き。
夜風よ。この想いどうか届けて。
公開:19/04/10 18:35
元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。
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